こんにちは、趣味は温泉とカフェ巡り、らすくです。
スタジオジブリの映画がだいすきです。
一番好きなのは「天空の城ラピュタ」、でも最近は「風立ちぬ」も捨てがたい・・
そんなジブリ映画、モデルになった(かもしれない)場所というのを一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。
例えば、「もののけ姫」の鹿児島県・屋久島や、「紅の豚」のクロアチア・ドゥブロヴニク。
そのような数あるモデルになった(かもしれない)場所のひとつとして、
広島県・福山市の「鞆の浦(とものうら)」があります。
スタジオジブリの社員旅行で、こちらの地を訪れた宮崎駿監督が、鞆の浦を気に入り、崖の上の一軒家に2か月ほど滞在して、「崖の上のポニョ」などの作品の構想を練ったそうです。
なので、「崖の上のポニョ」の街並みは、鞆の浦の街並みがモデルになっているのではと言われています。
実際に歩いてみると、
海の穏やかな港町で、古い街並みが随所に残っており、
確かに「崖の上のポニョ」の映画に出てきそうな雰囲気の、小さいながらも風情のある場所でした。
今日は、広島県・福山市の鞆の浦に行ってきたので、その様子を紹介します。
[rtoc_mokuji title=”” title_display=”” heading=”h3″ list_h2_type=”” list_h3_type=”” display=”” frame_design=”” animation=””]
「崖の上のポニョ」に出会う旅。広島県鞆の浦で穏やかな海と絶品の鯛漬けを。
広島県・鞆の浦の場所は?
鞆の浦は、広島県福山市に位置します。
岡山県と広島県の県境よりの海側にあります。
同じく広島県の、坂の町として観光地になっている、尾道より東側に位置します。
アクセス方法は主に以下の2つ。
- 自動車:山陽自動車道を通って「福山東」インターチェンジで降りる。そこから海側へ南下し、30分程で到着。
- 新幹線:山陽新幹線で「福山駅」へ。そこから鞆鉄バスに乗って鞆の浦へ向かいます。
私たちは関西から車で向かいました。
到着した鞆の浦が、こちら。
海の穏やかな港町です。
鞆の浦は観光の町であるとともに漁師町でもあるので、海には小さな漁船がたくさん浮かんでいます。
ちょっと、「崖の上のポニョ」の主人公、宗介のポンポン船が走る様に似ているような??
そんな、のどかな風景でした。
街歩きで、「崖の上のポニョ」を見つける。
さっそく街歩きへ。
まず見ておきたいのは、「常夜灯」。
こちらは、かつで船の出入りを誘導していた灯台で、鞆の浦のシンボルになっています。
「崖の上のポニョ」でも夜に嵐が発生したときに、宗助がみんなを照らす灯台として、家に残るシーンがあります。
この時のリサ(宗助のお母さん)のセリフが、
「この家は嵐の中の灯台なの。真っ暗な中にいる人は、みんなこの光に励まされているわ」
印象的なシーンですが、制作時にこの灯台の印象が何か影響したのでしょうか?(真実はわかりません)
続いて、近くの路地を散策。
ちょっと通りを入ると、100年以上は前に建っていそうな古い家と、石畳の道が続いています。
時期的なことなのか、あまり人はおらず、道もお店も混雑はしていませんでした。
「崖の上のポニョ」の街も、なんとなく昭和レトロな雰囲気ですが、その雰囲気に似ているような、似ていないような。
私が宿泊したホテルのスタッフの方に聞いたところによると、
鞆の浦と、近くにある広島県・尾道は、戦争中も空襲の難を逃れて焼けなかったため、昔の街並みが今も残っているそうです。
路地で見つけた、ポニョ(っぽいもの)
路地で見つけた、ポニョ(っぽいもの)がこちら。
第1ポニョ(っぽいもの)。
水を吐かされています。
第2ポニョ(っぽいもの)。
レトロなおもちゃ屋さんに・・・・
これは、ポニョ?それとも、金魚??
商店の中に、どことなくポニョ(っぽい)手作りのぬいぐるみがいたり、
スタジオジブリの公式キャラクターのぬいぐるみ(こちらはトトロや魔女の宅急便のジジも)が飾ってあったりしました。
お昼ごはんは、宮崎駿デザインの「御舟宿いろは」 で。
スタジオジブリが好きな方へ、おすすめのご飯屋さんが、
「御舟宿 いろは」です。
こちら、かつては坂本龍馬の「いろは丸事件」という時間の際に坂本龍馬が船長と賠償交渉を行った、阪本龍馬ゆかりの邸宅だそうですが、
大規模改修を行う際に、
スタジオジブリの宮崎駿監督が、お店の改修デザインをスケッチし、その作画を取り入れて、今のお店に生まれ変わったそうです。
宮崎駿監督の、お店のデザインのスケッチがこちらです。
他にもいくつか宮崎駿のスケッチがあり、店内に展示されていました。
また御舟宿いろはのHPでも、スケッチを見ることができます。
このステンドグラスも、宮崎駿の作画に基づいて、作られたそう。
店内にはテーブル席と座敷があり、座敷は、かつて坂本龍馬が賠償交渉を行った場所のようです。
坂本龍馬の絵が飾ってありました。
座敷の横は、小さな日本庭園になっていました。
2階は宿泊スペースになっており、宿泊することもできます。
それでは、さっそくごはんを!
ランチはこの3種類から。
鞆の浦は名物は、鯛。
御舟宿いろは屋では、鯛漬けと鯛茶漬けを食べることができます。
私は、いろは御前と鯛づくし御前を注文しました。
わくわくして待っていると、こちら!
「いろは御前」が来ました!
右のお椀に入っているのが、鯛漬け。
奥の急須の中に、お茶漬け用のお出汁が入っています。
鯛漬けは、鯛のお刺身をお酒や昆布に漬けてしっかり寝かせて熟成させたもので、鯛がしっかりした弾力のある歯ごたえで、濃厚な旨味があり、とってもおいしい。
そのままでも美味しいですし、鯛漬けをご飯に乗せて、お出汁をかけると、鯛の美味しさとお出汁の美味しさで、さらに美味しかったです。
また、「鯛づくし御前」は「いろは御前」に、鯛の兜煮がついています。
この鯛の兜煮も、醤油出汁の味付けがちょうどよく、とても美味しい!
「鯛づくし御前」・「いろは御前」、どちらも大満足でした。
御船宿いろは HP→こちら
鞆の浦のおすすめスポット
絶景スポット、対潮楼とカフェSHION
スタジオジブリっぽい街以外にも、
鞆の浦は高い場所からの景気もおすすめです。
個人的なおすすめな絶景スポットは、以下の2つ。
- お寺の隣にある、対潮楼
- 眺めの良いカフェ、SHION
まずは「対潮楼」。
海岸山千手院福禅寺というお寺に、隣接して建っています。
対潮楼からの景色が、こちら。
建物内の一角の窓がすべて開け放たれていて、
そこから瀬戸内の海と、向いの弁天島がよく見えて、まるで絵のようでした。
ひんやり涼しい座敷に座って、窓から景色を見ていると、癒される・・・
何時間も座っていられそうです。
窓から、船が走るのも見えました。
この黒い船は、「平成いろは丸」という渡し船で、観光客でも乗ることができ、近くにある離島の仙酔島まで、5分程で渡ることができます。
拝観料は大人200円でした。
続いて、2つめのおすすめ、眺めの良いカフェ、SHION。
渡し船「平成いろは丸」の船着き場の2階にあるカフェで、
お店の壁一面がすべてガラス張りで、対潮楼と同じく、海と弁天島を見ながら、休憩することができます。
コーヒーとチーズケーキを。
1階が船着き場なので、カウンターに座っていると、「平成いろは丸」がすぐ真下に入って来るのが見えます。
ポストカードに塗り絵ができるよう道具が置いてあったので、塗り絵をしたり、景色を見ながらゆっくり過ごせました。
平成いろは丸で、離島の仙酔島へ
鞆の浦をひととおり周ったら、
渡し船「平成いろは丸」で、離島の仙酔島に行くこともできます。
私も「平成いろは丸」に乗ってみることにしました。
この黒い船で、仙酔島へ渡ります。
船は20分毎に出ていて、料金は往復で大人ひとり240円でした。
船に乗って、あっという間に仙酔島に到着。
仙酔島のおすすめスポットは、きれいなビーチです。
船を降りて、国民宿舎の方向に、道なりにしばらく歩いた場所にあります。
波が静かで穏やかな、春の海が見えます。
釣りをしている人も。夏や海水浴が楽しめそうです。
近くにはキャンプ場もあるそうです。
仙酔島の、主な観光スポットはこちら。
- マグマによってできた5色の岩 五色岩
- 龍にまつわるパワースポット 龍神橋
仙酔島の島の周囲を、舗装された道が続いているので、
その道を通って五色岩まで行ってみました。
たどり着いた五色岩が、こちら。
うーん?五色・・・?
青、赤、黄、白、黒の五色の岩があるそうです。
五色は見つけられませんでしたが、
海沿いの道は、海を眺めながら歩くにはちょうどよいコースでした。
五色岩をさらに行くと、今度は山道に入っていって、島を一周まわれるそうなのですが、私はここで断念。
元来た道を戻り、「平成いろは丸」に乗って、鞆の浦へ。
このまま帰路に着くことにしました。
(番外編)周辺のおすすめ 岡山県「笠岡ベイファーム」
帰りに、お隣の岡山県・笠岡市の道の駅「笠岡ベイファーム」へ寄り道。
一面の菜の花畑を見てきました!
笠岡ベイファームでは、
春は菜の花とポピー、夏はひまわり、秋はコスモスが順番に見れるそうです。
道の駅「笠岡ベイファーム」 HP→こちら
鞆の浦から車で45分ほどの場所なので、ちょっと足を延ばしてみるのもいいかもしれません。
最後に、お土産を
最後に、鞆の浦で購入したお土産を。
「崖の上のポニョ」のタオルとキーホルダー(ジブリ公式)。
それから、「レモ缶ひろしま牡蠣」です。
「崖の上のポニョ」のグッズショップはありませんが、観光センターやホテルなど、至る所でポニョグッズを販売していました。
牡蠣のオリーブオイル漬けは、家で晩酌のお供にしようと思います。
以上、鞆の浦の旅行記でした。
歩いてすぐにまわれるような小さな町ですが、
ジブリの雰囲気を感じられつつ、瀬戸内の穏やかな海を眺めてのんびり過ごすことができる場所でした。
広島にお越しの際は、一度訪れてみてはいかがでしょうか。
続いて、旅行記・後編では、宿泊したお宿「鴎風亭」を紹介します!
宮崎駿が鞆の浦を訪れるきっかけになった、スタジオジブリの社員旅行で、スタジオジブリの方々が宿泊したホテルなんだそうです。
ご飯がおいしく、子ども連れでも泊まりやすい、いいホテルでした。
後編へつづく
店舗情報
店名 | 御舟宿いろは |
公式HP | https://www.tomo-iroha.jp/ |
所在地 | 〒720-0201 広島県福山市鞆町鞆670 |
営業時間 | 11:00〜14:30 |
定休日 | 火曜日 ※2021年4月は土日のみ営業とのこと。要確認ください。 |
その他情報 | ・電話番号 084-982-1920 ・店内座席 テーブル・座敷 |