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注文住宅で後悔しないために 家づくりをする前の自分に伝えたい5つのこと

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今だから思う、「家づくりをする前の自分に伝えたいこと」を5つ教えてください。

家を建てて、新居に住んでいる、そして、いろいろな家系ブログを読んできたみなさんだからこそ、気付くことがあるのではないでしょうか。

それこそが今から家づくりをする方々にとって金言となると思いますので、ご回答の程よろしくお願いします。

(ペンネームspriteさんからの質問)

家づくり相談室「コタエル」に寄せられた質問がおもしろかったので、回答メンバーではないながら、便乗して「家づくりをする前の自分に伝えたいこと」、この質問に答えてみようと思います。

結論から言うと、以下の5つになります。

  1. 自分の軸が大事
  2. 情報は集めるにこしたことはない
  3. 外構費用は想像の倍かかる
  4. 予算は大事・見栄は捨てる
  5. 家づくりで関わるプロに、信頼と感謝を

なお、私は2021年6月に工務店で注文住宅を建てました。結果として、自分の家に大変満足しています。

この記事を読んでいただける方が、自分にとって満足な家を建てるために、この記事が少しでも参考になりましたら幸いです。

施主ブロガーによる【戸建てブログ】サイト

コダテルは→こちら

家づくりをする前の自分に伝えたい5つのこと

1.自分の軸が大事

注文住宅は、けっきょくのところ「自分の好きな家をオーダーして作ってもらうこと」。

なので、自分の要望や好みをできるだけ明確にして、何をゴールにするかを考えておくほうが、完成した家に対して自分も納得しやすいと思いますし、一緒に家を作るメンバーともゴールを共有しやすいです。

私の場合は、打ち合わせの最初で見たウッドワンのカタログにあった、以下の写真。

画像引用:ウッドワン スタイルブック(2020年5月発行)

この写真の家が気に入り、「ウッドワンのキッチンを使った、この家みたいなかんじの家がいい!」から始まり、結果この写真と似たような雰囲気の家になりました。

「これが好き」を関係者に伝えて、そのとおりになっているので、結果としてもちろん満足しています。

ただ一方で、「自分の軸がよくわからない、軸を掴むのは難しい」というのも分かります。

私も家づくりの途中段階では、「自分の好みってなんだったっけ?」とかなり迷走しました。

しかし一方で、自分の好きな雰囲気の場所やホテルやカフェって、結構似通っていないでしょうか?

けっきょくそれは自分がこれまで20年・30年・40年と生きる中で培われてきた好みです。そしてそれが、家づくりにおいて、いきなり大きく変わるようなものではないのではないかと思います。

例えば私は、ナチュラル系のインテリアが好きで、無印良品が好きで、カフェでいうと、淡路島のこぞら荘みたいな雰囲気が好きです。

また、家づくりが終わった後に、家づくり中に集めた、好きな家や設備の写真を振り返ってみると、ほぼ似たような家になっていて、「自分の感覚って結局あんまりぶれないんだなあ」と感じました。

なので難しく考えすぎず、日ごろから自分が好きな建物・インテリア・設備や性能を集めていくと、自分の軸が作りやすいのではないかなと思います。

また、それでも自分の軸がわからない場合は、以下のような商品も。

ファイナンシャルプランナーであり、実際にご自身も家を建ててらっしゃる、とよくまさん(@toyo_kuma)という方が作った、家づくりノートです。

直接自分で書き込めるノートになっているので、自分の軸を考えるのに参考になりそうです。

2.情報は集めるにこしたことはない

家づくりにおいては、決めることは山ほどあり、選べるものはそれこそ星の数ほどあったりします。

その星の数の中から、自分の家を決めていくうえで、大事なことは情報収集だと思います。

なぜなら、知ったうえで「選ぶ・選ばない」の選択を自分して、成功・あるいは失敗して後悔するのと、知らなくて、もう選びようのない後で知って「あの時知っていれば・・・」と後悔するのとでは、後悔の質が違うと思うからです。(行動経済学では「行動非行動の法則」というそうです)

家づくりの情報を集めるツールとして、代表的なものだとブログ・Youtube・Twitter・Instagramなどあり、これらであれば無料で見ることができます。

また、情報ツール以外でも、お店やホテルなどで、設備・壁紙・家具・インテリア・照明などを見て、体感することもできます。

知っている・知識があるからこそ、気付くことや、選べること・避けられることがあったりします。

とくに大きなお金がかからずに情報が得られるのであれば、できる範囲でどんどん情報を集めてストックしていった方が、選択肢も増え、結果できた家への後悔も少なくなるのではないかなと思います。

ただし、むやみやたらと情報を集めすぎると、一方向の情報に偏ってしまって妄信したり、何が正しいか分からなくなってしんどくなったり、自分が選ばなかったものを選んでいる他人が羨ましくなったり、情報に左右されてブレブレになる可能性もあります。

私も、Youtubeで「絶対選ぶべき3選!」「絶対やめた方がいい5つの後悔ポイント!」などを見すぎて混乱したり、人が選んだものの方がよく見えて、羨ましく感じる時間もたくさんありました。

ですが、そういう時は、1つ目に書いた「自分の軸」に立ち返り、自分にとっての好きは何か、自分はどういう暮らしがしたいのか、自分は本当にその設備が必要なのか、お金を出す価値があるのか、何度でも考えてみるのがいいと思います。

3.外構費用は想像の倍かかる

これは家づくりしている方のあるあるだと思いますが、実際、外構はお金がかかります。予想外に。

なぜなら、土間コン1つとっても高いうえに、外構は建物の工事とは切り分けられて後回しにされていて、「とりあえず100万円」など、ざっくりと予算取りすることが多いからです。

実際、私の場合の、当初の見積もりと実際の金額は以下でした。

当初の見積もり107万円
最終契約135万円

(私の場合は倍もかかってないですね、すみません・・・)

その理由としては、私の家の場合は、外構のスペースがほとんどなく、また装飾はほとんどつけず、植樹も自分ですることにして、本当に最低限に抑えたからです。

なお、我が家の外構の詳細はだいたい以下のとおりです。

面積:約43㎡

駐車場(車1台分)土間コン、玄関ポーチ回り等土間コン、玄関ポーチタイル、LIXILスマート宅配ポスト、ピンコロ石と砕石、植栽スペース(3か所)レンガ積み など

約43㎡の広くはない土地に、最低限の外構で135万円なので、

おしゃれな塀や割石のアプローチ、タイルデッキなどを考えている場合は、十分な予算を見積もっておいた方がいいかと思います。

なお、狭くても工夫次第でいい庭は作れそう

私の場合は、もともと土地が広くはなかったため、外構は正直初めから諦めており、駐車場スペースと、宅配ボックスと、あとはシンボルツリーが植えられればそれで充分と考えていました。

ですが、いろんな方の家づくりの例を見ると、土地が広くなくても、工夫次第でよい庭を作っていると感じました。むしろ、狭いからこそお金をかけていい庭を作ってらっしゃる。

例えば、日本庭園の坪庭は、土地的には広くないことが多いですが、限られた場所に、樹木や植物を植え、苔や石を配置し、世界観を作ることで、1つの素敵な庭を作っています。

しかも狭い庭の良いところは

  • 予算が同じ場合、面積が狭い方が面積当たりにかけられるお金は多くなり、豪華にできる
  • 手入れするスペースが小さくなるため、楽

1つの土地を、建物と外構に割り振ることになりますが、

部屋の間取り・玄関の向き・アプローチ・部屋の窓の向きなど、全体的に計画し・工夫することで、狭くても素敵な庭スペースを作ることもできるんだなと知りました。

私も最初から諦めず、工夫できないか考えてみればよかったです。

4.予算は大事・見栄は捨てる

これはもはや言わずもがなですが、予算は大事です。

持ち家の購入は、人生においてもかなり大きな買い物です。

一度買ってしまうと、住宅ローンの返済が家計の固定費として確定することになり、繰り上げ返済しない限り、20年・30年と、その固定費を支払い続けることになります。

お金に不安がある状態は、生きるうえでストレスになります。せっかく良い家で快適に暮らそうと思ったのに、金銭的な不安がずっとつきまとうのはしんどいです。

一方で、とことんケチって、とにかく全部我慢して節約して、となると、それはそれで不満の残る家になるかもしれず、せっかく注文住宅を建てた意味がなくなってしまうかもしれません。

自分の家計を把握して、自分が無理なく支払えるようなプランで予算を決めておくことが、大事だと思います。

見栄を張らない

では、予算を守りつつ、できるだけ自分の満足度を下げないためには、どうすればよいか。

そのため、第一の方法は、見栄を張らないことだと思います。

なぜなら、人と比べて「もっと良く見せたい・もっと羨ましがられるような家にしたい」と思い始めると、「自分の欲しいもの」ではなく「人が欲しそうなもの」が基準になってしまい、「人が欲しそうなもの」は無限にでてきてしまいますし、またそういうものは金額も高くなりがちだからです。

例えば、おしゃれなキッチン、最新の設備、おしゃれな外構、タイル、エコカラット、天然木の軒天、おしゃれな吹付けの外壁、 気密性を追求してC値を目的なく限りなく0を目指す、きりがありません。

住宅展示場の大豪邸のモデルルームを見たら、キリのなさが想像できるかと。

お金が潤沢にあるのであればそれが一番ですが、大体の人がそうではないと思うので、まずは「見栄・人に見せるため」を捨てて、「自分の快適さ・過ごしやすさ・好き」などの 「自分の軸」のために何が必要かを考え、それを優先することが大切だと思います。

ちなみに私の場合は、ただいま手洗い・キッチンのタイル・木の軒天・おしゃれな造作洗面台はやめました。

時々「うちにも付けれたらよかったのかもな」と思ったり、人の家を見ると羨ましいという気持ちになることもありますが、「まあ、別にないならないでいいか」というかんじで、採用しなかったことで大きく後悔したり不満に思うということは、今のところ全然ないです。

5.家づくりで関わるプロに、信頼と感謝を

家づくりは当たり前ですが、自分ひとりではできず、設計士さん・現場監督さん・大工さん・営業さん・内装業者さんや外構業者さんや、各種メーカーさん、みんなで作り上げます。

そして、それぞれの方は、「新卒1年目で初めての仕事なんです!」ということでない限り、何軒もの事例を担当し、何年もその業務に携わる、それぞれのプロです。

家を作るためにお金を払うのは自分であり、自分はお客様ではありますが、一方でとくに注文住宅の場合は、こちらが家をオーダーして共同で作成するというパートナー関係に近く、「プロの力を借りて一緒に作りあげていくもの」であると思います。

自分の要望は伝えつつ、プロの意見は聞き、プロとして任せる部分は頼り、お互いに意見を出し合って、「一緒に良いものを作り上げていく」という姿勢で、信頼と感謝をもって接するのが大切だと思います。

また、 「プロとして信頼しており、一緒に良いものを作り上げていきたい」という姿勢が、家を作ってくれる方々のモチベーションにもつながっていくのではないかと思います。

一方で、ごくまれに、本当にやる気のない営業さんや、知識や技術ががまったくなく、今後知識や技術をつけていく気も全然ないような担当者さんに当たることもあるという話を聞いたことがあります。

そういう、全く信頼できない人に当たってしまった場合は、正直パートナーとして適しておらず、奇跡的に家だけはうまく作れたとしても、嫌な気持ちや無駄な苦労がかかると思います。

また、家が完成したた後も、アフターやメンテナンスなど付き合いは長く続くので、ずっと信頼できない人や建築会社と関わっていかないといけなくなってしまいます。

なので、できるだけ早い段階で担当を変える・建築会社を変える(あるいは自分が我慢する覚悟をするか、折り合いがつく方法を探す)などの手を考えた方が建設的だと思います。

私も今の工務店に依頼する前に、住宅展示場でハウスメーカーの営業さんと相談したのと、2軒の設計事務所で話を聞いたことがあります。

ですが、「なんかぐいぐい来すぎて、嫌」「自分の理想を押し付けてきそうで、合わないかも」と気が進まず、家づくりを先送りしていました。

そして最終的に、今の工務店と出会い、「ここなら、うまくやっていけそう」と思って、依頼することに決めました。

家づくりだけでなく、会社や友人などの人間関係などなんでもそうですが、「この人、なんとなく合わないかも」という自分の直感は、結構あなどれないと聞いたことがあります。

家づくりの契約をした後に、担当者が合わないことが判明した場合は難しいですが、第一印象で「合わない」と思う場合は、早めに別の信頼できそうな方を探してみる方がいいかもしれません。

家づくりを終えた感想:自分の家が大好き!

以上、家づくり 「家づくりをする前の自分に伝えたいこと」 は、以下の5つでした。

  1. 自分の軸が大事
  2. 情報は集めるにこしたことはない
  3. 外構費用は想像の倍かかる
  4. 予算は大事・見栄は捨てる
  5. 家づくりで関わるプロに、信頼と感謝を

ですが、細かいことは置いて、もしたった1つだけを伝えるとしたら、

「家づくり中はいろいろあったけど、結果、自分の家が大好き!」

この1つになるかなと思います。

家づくりの間は悩み倒しました。決めることが多すぎて、時間がとられすぎるし、正直めんどくさい気持ちにもなりました。

決めた後になって、「やっぱり選ばなかった設備の方がよかったかな」とくよくよして、マイホームブルーにもなりかけました。

妥協もあります。諦めたこともあります。

ですが、いざ住んでみると「自分の家、めっちゃ好きやん!」この一言しかなく、大変満足しています。

自分の家に住んでみてすぐの、私の感想がこちら。

人によって考え方は様々だし、コスパ云々・資産云々は知らないけど、

毎日、無垢床、好き……壁紙、好き……、スイッチも好き、扉も好き、窓枠と巾木も好き…

適当に選んだ洗面台すら、色が自分ぽくて、とても使いやすくて良い…

って、毎日うれしい気持ちになってます

マイホーム、いいよー!

新しい家、自分の好みだな
何度も通いたくなって、もうここに住んじゃいたいなあ〜と思うような、
お気に入りのカフェをこっそり見つけたみたいな気持ち
しかも独り占めできるうえに、なんとほんとにそこに住める…!

家づくりは大変ですが、この記事を読んでくださった方が、後悔のない自分にとって満足な家を作られることを、願っています。

なお、家づくりの情報サイトとして、以下は参考になるかと思います。

また、Twitterのハッシュタグ「#家系ブログを盛り上げる会」で検索すると、家づくりをしている(していた)多くの人がツイートしており、最新の生の声を聞くことができたり、家づくりブログを見ることができるので、情報収集や交流におすすめです。(私も参加しています)

以上、参考になりましたらうれしいです。

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