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家の耐力壁以外の壁にも、下地に構造用合板を追加してみました。(注文住宅19)

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こんにちは、らすくです。

2021年に注文住宅を建てる!!

この目標で、現在注文住宅の建築を進めています。

家の概要はこんなかんじ

注文住宅 地域密着の工務店に発注を依頼

構造:木造2階建ての一戸建て

2階リビング・2LDK・駐車場有

敷地面積:87㎡

延べ床面積:81㎡

場所:関西・住宅地

経緯:旦那さんの両親が生まれ故郷に引っ越し、リタイア生活を送ることに。空いた旦那さんの両親の古い家の土地で、新たに注文住宅を建てることになりました

らすく

見て!この壁に付けれる棚、おしゃれじゃない?

クローゼットの中も、釘でハンディの掃除機をひっかけられるようにしておいたら、便利かも!

さかなさん

壁に釘?

家の壁って、普通、下地がないところは釘打っても固定できないんだよ。

そうしたいなら、下地に合板仕込んでもらう?

らすく

賃貸マンションの壁は画鋲や釘はダメって聞くけど、

家でも釘使えないの?!

下地の合板って、なに?

家の完成後も、壁に棚を取り付けるなど、自由にカスタムができるようにしたいと考え、

私たちは、耐力壁など家の構造で必要な場所以外にも、壁の下に構造用合板を取り付けてもらうことにしました。

今日は、壁の下に構造用合板を追加した理由と、取り付けた場所、その用途を紹介します。

らすく

手っ取り早く、構造用合板を追加した場所が知りたい方は、こちらへどうぞ!

この記事はこんな方向け
  • 家の壁に棚を取り付けるなど、カスタムがしやすい家にしたい方
  • 家の壁の構造や、構造用合板について簡単に知りたい方

下地に構造用合板を追加した理由

そもそも構造用合板とは?

構造用合板とは、簡単に言うと以下のとおりです。

構造用合板とは:

木造建築物の壁や床や屋根に使われる下地材。

家の構造を強くするために、構造上重要な部分に主に使われます。

構造用合板を使うことで、家の耐震性・耐風性・気密性・防音性が確保されます。

らすく

要するに、すごーく簡単に言ってしまうと、強い壁です。

イメージ的には、ベニヤ板を何枚も接着剤で重ね合わせて強くした板です。

そのような板のうち、JASが定めた規格・品質などをがしっかり満たしたものが、構造用合板です。

こちらの写真の壁に貼られている板が、構造用合板です。

そもそも家の建て方の工法としては、主に以下の4つがあります。

  1. 木造軸組工法(在来工法)
  2. 木造枠組壁式工法(2×4工法)
  3. RC(鉄筋コンクリート)工法
  4. 鉄骨組工法

私たちの家は、木造軸組工法(在来工法)で建てられています。

さかなさん

在来工法は、昔からある工法で、

家の基礎となる土台に、木の柱や梁で骨組みを作って家を建てるやり方です。

在来工法は、イメージ的には以下のような構造です。

木造軸組工法(在来工法)のイメージ

画像引用:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9C%A8%E9%80%A0%E8%BB%B8%E7%B5%84%E6%A7%8B%E6%B3%95

家の各工法によって、家の建て方は同じだったりやり方が違っていたりするそうですが、

私たちの家の場合は、一般的によくある在来工法のやり方で作られていて、家の壁は基本的には以下の構造で作られています。

【外壁の場合】

サイディングなどの外壁→透湿防水シート→構造用合板→断熱材→石膏ボード→壁紙

【内壁の場合】

柱→(構造用合板)→石膏ボード→壁紙

家の内壁に構造用合板が貼られる場合は、

このように柱ができて、

構造用合板が貼られて、

石膏ボードが貼られます。

この石膏ボードの上に、最後に仕上げとして壁紙を貼ったり珪藻土などを塗って、壁が完成します。

なお、家の内壁には、普通の壁と「耐力壁」があります。

耐力壁は、すごく簡単に言ってしまうと、家が地震や強風でも倒れないように家の構造を強くするための壁です。

耐力壁の作り方も色々あるそうですが、代表的なものが以下の2つ。

  1. 石膏ボードの下に、木材をばってんにした「筋交い(すじかい)」を入れる
  2. 石膏ボードの下に、構造用合板を入れる
さかなさん

つまりうちの場合、

壁紙の下には基本的に石膏ボードが貼られていて、

耐力壁など構造上必要な場所は、

柱→筋交い→石膏ボード→壁紙か、

柱→構造用合板→石膏ボード→壁紙となっています。

らすく

耐力壁などの説明は、家の構造など全く詳しくない私が、工務店・大工さんの説明によって理解した内容になるので、簡単なイメージだと思ってください。

厳密には各自お調べいただくか、工務店・ハウスメーカーにご確認ください。

(詳しい方、もし私の理解が違っているようでしたら教えてください・・!)

私たちは、この耐力壁部分に使われる構造用合板を、耐力壁以外の壁にも、何か所か追加してもらうことにしました。

壁の下地に構造用合板を追加する理由

耐力壁以外の壁にも、下地に構造用合板を入れることにした理由。

それは以下のとおりです。

  1. 壁に釘やネジを打って固定することができるようになる
  2. 比較的安価で追加することができる

先ほどにも書きましたが、私たちの家は一般的な在来工法の作りで、壁紙の下には石膏ボードが使われています。

石膏ボードは以下の特徴があり、一般的な家の壁によく使われています。

  • 価格がとても安価
  • 施工がしやすい
  • 防火・耐火性に優れている
  • 遮音性に優れている

ですが、この石膏ボード。

素材に石膏が使われており、もろい。

壁としては問題ないですが、釘やネジを使うと、石膏がくずれて釘やネジがぐらぐらしてしまい、固定することができません。

なので釘やネジを使って何かを固定したい場合は、

石膏ボードの下に構造用合板などの合板を入れて、石膏ボードを越えて下の合板に釘やネジを固定する必要があります。

ということで、釘やネジなどで何かを固定したくなる可能性がある場所には、石膏ボードの下に合板を入れることにしました。

さかなさん

なお、石膏ボードでも、画鋲などは止めることができます。

また場所は限られますが、

石膏ボードの下の柱を探して柱部分に釘やネジを打つか、

石膏ボード専用の取り付け用固定金具を使えば、石膏ボードでも釘やネジを固定することが可能です。

らすく

ちなみに、壁紙の下が石膏ボードかどうかは、画鋲で確認することができます!

壁に画鋲を挿してみて、抜いた時に画鋲の先に白っぽい粉がついたら、石膏ボードが使われているそうです。

ここで気になるのが値段。

私たちは、耐力壁など本来必要な場所以外に、5か所、後から追加でさらにもう1か所、下地に構造用合板を入れてもらうことにしました。

見積もり上、当初追加した5か所は他の壁と合算されているので1つ1つの値段は不明ですが、追加1か所のお値段は以下のとおりでした。

【参考価格】

 寝室の壁1面で 追加料金:3,000円

らすく

ちなみに、後から3,000円で追加した壁は、本記事で壁を貼る手順を紹介した写真の壁(こちら)です。

壁1枚で3,000円なので、すべての追加箇所を合計しても、追加金額はおそらく30,000円もいかないのではないかと思われます。

また工務店に確認したところ、

大工さんの手間的にも、元々必須の耐力壁を作る工事の際に、追加で一緒に工事する形になるため、それほど大きな手間にはならないとのことでした。

さかなさん

壁が完成後に合板を仕込むとなると、かなりの手間になるので、やるなら計画の最初に入れてもらった方がいいです。

らすく

費用的に大きな追加にはならないし、もし使わなくても邪魔になるものでもないので、

私たちは、使う可能性がありそうな場所は、とりあえずやってもらうことにしました。

なお、下地に合板を入れれば釘やネジを固定することができますが、釘やネジを外した時の壁紙の穴は避けられません。

なので、壁を極力傷つけたくない方には、向かないかもしれません。

らすく

もし壁の穴が目立って気になる場合は、専用のクロスの補修キットを使って穴を埋めて、目立たないようにするつもりです。

と、ここで、ふと疑問が。

らすく

それなら、家の壁全部に構造用合板を入れちゃったら、家の壁が全部耐力壁になって強い家になるからいいんじゃないの??

さかなさん

耐力壁は、数が多ければいいってものじゃなく、配置やバランスも重要みたい。

らすく

なるほど。

さかなさん

例えば一か所に強い壁が集中してしまうと、それはそれで家の他の場所とのバランスが崩れてしまうらしい。

さかなさん

それに壁1枚の追加ならそれほど高くなくても、家の全部の壁にやろうとなると、かなりの金額になるよ。

ということで、下地に合板を入れるとしても、自分が使う可能性のある場所だけにしたほうがいいようでした。

なお家の強さは、「構造計算」という計算を専門家にしてもらうことで、算出してもらうことができます。

木造住宅の場合、構造計算は必須ではないので、構造計算をやる・やらないは、家を建てる人や、工務店・ハウスメーカーによります。

構造用合板を追加した場所

さて、このような経緯で、下地に構造用合板を追加してもらうことにしました。

私が追加した場所が、以下の6か所です。

  1. リビング・ダイニングの壁
  2. 寝室の壁
  3. 寝室のウォークインクローゼットの内部
  4. 寝室のクローゼットの内部
  5. 子ども部屋のクローゼットの内部
  6. 玄関の側面の壁

①リビング・ダイニングの壁

取り付けた場所:窓のある壁

用途:棚・楽器(ギター)・オーディオの固定

まずはリビング・ダイニングのこちらの壁に取り付けました。

私たちの家の間取りは、キッチン・ダイニング・リビングがワンフロアになっています。

そのリビング・ダイニングのうち、窓があり、テレビなどを置く予定の壁に取り付けることにしました。

なお、リビング・ダイニングスペースは勾配天井にしており、天井が高いので、床から2メートルの位置まで取り付けることにしました。

旦那さんの趣味のギターや、棚を壁に取り付けて使えたらと思っています。

またスピーカーやオーディオ機器、テレビ画面も、配線の問題が解決できそうであれば、壁に直接取り付けてもいいかもしれません。

②寝室の壁

取り付けた場所:寝室と横のウォークインクローゼットを仕切る壁

用途:本棚を固定する

続いて寝室は、寝室と横のウォークインクローゼットの間の壁に取り付けました。

私の趣味の一つが読書。

本がたくさん入る本棚を置きたいと考えていたので、本棚が倒れないよう壁にしっかり固定できるように、合板をいれることにしました。

家のスペース的に、「壁の全面が本棚の読書室を作る!」というわけにはいきませんでしたが、今住んでいる賃貸マンションより大きな本棚が置けそうで、たのしみです。

③寝室のウォークインクローゼット、④寝室・⑤子ども部屋のクローゼットの内部

取り付けた場所:クローゼットの内部

用途:収納棚の設置、掃除機などの壁掛け収納

寝室に2つ(うち1つはウォークイン)、子ども部屋に1つ、クローゼットを設ける予定ですが、3つのクローゼットの内部にも、構造用合板を取り付けることにしました。

こちらは積極的な用途は決まっていませんが、

収納棚やハンガーパイプを自分の好きな所に固定したり、ハンディ掃除機を壁掛け収納にできるなど、

あると何かと使い勝手がよくて便利かなと思い、とりあえず取り付けておくことにしました。

⑥玄関の側面の壁

取り付けた場所:玄関のシューズクローゼットのない方の側面の壁

用途:ミラーの設置

最後に玄関は、シューズクローゼットのない方の側面の壁に取り付けました。

用途としては、ミラー(全身鏡)を取り付けようと思っています。

というのも、元々は、シューズクローゼットの扉の裏にミラーをつけるつもりだったのですが、

シューズクローゼットの扉として選んでいたのが、ウッドワンのピノアースシリーズの「ルーバータイプ」。(画像右)

画像引用:https://www.woodone.co.jp/product/item/housing/pinoearth-series/

値段的に、同じくウッドワンの「落とし込みタイプ」の扉より「ルーバータイプ」の扉の方が安く、デザインも好みだったのでこちらに決めていたのですが、

後に「落とし込みタイプ」の扉にしか、ミラーがつけられないことが判明。

扉を変更するか、ミラーを諦めるか、悩んだ結果、

扉は予定どおり「ルーバータイプ」、

ミラーは別途購入して、玄関のシューズクローゼットがない方側面の壁に直接取り付ける、という結論になりました。

らすく

ミラーを別で買うほうが、以下の点で私にとってはメリットがあるという結論になりました。

  • ミラー付き「落とし込みタイプ」の扉より、「ルーバータイプ」の扉+ミラーを別途購入する方が、費用が安く抑えられる
  • 好きなデザイン・大きさのミラーが選べる
  • ミラーが汚れたり割れたら、簡単に買い替えできる

シンプルな全身鏡なら5,000円程から購入できますし、こちらのフレームレスの薄型の全身鏡もおしゃれだなと思っています。

(こちらのミラーの場合は、石膏ボードにも取り付け可能です)

まとめ

今回は、壁の下地に構造用合板を追加した理由と、取り付けた場所、用途を紹介しました。

らすく

壁の下地に合板を仕込んでみて便利だったか、あるいは不要な工事だったかは、

実際に住んでみて、改めて検証してみようと思います。

以上、お読みくださりありがとうございました。

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