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ブログがかけない私へ~書くことが、また好きになる本。いしかわゆき「書く習慣」【書籍レビュー】

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こんにちは、らすく(@ask54902398)です。

今日は書籍レビューに挑戦してみます。

いきなりですが、今、ブログが辛くって。

もう何度目かの書けない時期になっています。

「なんとかこの状況から脱出したい。」

「ここで脱落したくない。」

「でも書けない・・・」

そんな暗澹とした気持ちで訪れた本屋さんで、たまたま手に取ったのがこの本

「書く習慣」 いしかわゆき クロスメディア・パブリッシング でした。

この本を読んだ結果、

また書きたい。

なにかまた書いてみたい。

そうまた思えたので、まずはこの本の感想を書いてみたいなと思います。

「なにか書きたいけど、なにを書けばいいかわからない……」

「ブログをやっているけど、他の方のブロガーさんはPV数も収益もすごいのに、それに比べて自分は……」

そう思ってる、あなた。

もしよかったら、ぜひとも一度この本を読んでみてください。

きっと、背中を押してもらえて、また「書きたい!」と、思えるようになると思うので。

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いしかわゆきさん(ゆぴさん)って?

まずこの本の作者、いしかわゆきさん(ゆぴさん)がどんな方か、この本から抜粋して簡単に紹介します。

ゆぴさんってこんな方…
  • お名前:いしかわゆきさん ”ゆぴ”という名前で活動されています(この記事でも”ゆぴさん”とお呼びさせてもらいます)
  • 中2のときに父親の転勤でアメリカに住んだ際に、自分の心のうちを吐露するブログを始める
  • その後、働きながら、noteで「帰り道の10分間で書くひとりごとのような日記」である「ゆぴの10分日記」を毎日更新
  • 未経験から、Webメディア「新R25編集部」に転職し、今はライターとして独立
  • 「”書く”が好きになる文章マガジン」を配信
  • この本を出版

という経歴の方です。

この本を読んだ印象として、ゆぴさんは、

”誰にもできないような偉業を成し遂げた天才!キラキラエリート!”というのでなく、

きっと、書くことを愛していて、日常の小さな変化に喜び悲しむことができるような

自分の身近にいそうな、そして友だちになりたいような、そんな方なんじゃないかなと、勝手に想像しました。

「書く習慣」は、私にとって「書きたい気持ちに火を点けてくれる」本でした。

さて、そんなゆぴさんが書いたこの

「書く習慣」。

一言で言うと、

「書きたいハードルをぐっと下げて、書きたい気持ちに火をつけてくれる本だ」というのが私の感想です。

ゆぴさんのご自身のnoteの文末の本紹介で、

「なにを書いたらいいのかわからない」「人に見せるのが怖い」という人に向けて、書くことが好きになる」本を書きました。

https://note.com/milkprincess17/n/n240de671e4bb

と。紹介してらっしゃいました。

本の構成としては、

1章:書く「勇気」について

2章:書く「習慣」について

3章:書く「ネタ」について

4章:書く「思考」について

5章:書く「技術」について

6章:書く「気持ち」について

と順に紹介されていますが、

この本で書かれていることはテクニックではなく、気持ち。

「書くってたのしいよね」「書くって自由だよね」「すきに書いたらいいんだよ」

「ハードルなんて低くしちゃえ」「うまく終わらせる必要なんかある?」

「大丈夫、大丈夫」「ほ~ら、ちょっと書いてみたくなったんじゃない??」

私の耳元で、そんな風にささやいて、

ふと気づけなんだか書きたい気持ちになってくるような、

心の中にある消えかけの炭にそっとマッチでまた火を点けてくれるような。

気持ちの面で全力で後押しをしてくれるような言葉が詰まっていました。

本の中で刺さった言葉ベストスリー

この本の中で個人的に刺さった言葉、ベストスリーを紹介します。

「おわり!」と自分から言ってしまうこと。 (p59)

好きに思ったことを書いてても

「けっきょくこれは何がいいたいの?こんなオチもない文章書いて意味ある?」

というのは、文章を書く人なら、誰しもふとよぎる気持ちではないかと思います(私はしょっちゅうよぎっています)。

ですが、ゆぴさんは

所詮自分で書いた文章ですから、なにをやっても自由。

作者が「おわり!」と言って筆をおいたら「おわり」なんです。

「書く習慣」(P60)

この言葉で、「あ、まとめ方なんて気にせず、いつでも終わっていいんだ」、と思えると、心が楽になりました。

またテクニックとして、こんなことも。

ポイントは、無理やり学びに結びつけること。

次の段階の話ですが、ただの日常を呼んでもらえる文章にするコツです。

「書く習慣」(P119)

もしうまくまとめて終わりたいのなら、無理やり学びに結びつける。多少強引にでも、学びを捻り出す。

私も、いきなりうまくはできないですが、これも意識していきたいと思いました。

「秒で書ける状態」にしておくこと。 (p77)

ゆぴさんは、この本をなんと半分はスマホで書いたそうです。

また、noteなども、電車などの移動中にスマホのメモ張アプリで片手で書いてらっしゃるとのこと。

私は、今までパソコンだけでブログを書いていましたが、

子どもが寝ていたり機嫌のいい隙を見て、パソコン取り出して、パソコン開いて、なんならコーヒーもいれて、そうすると子どもが起きたり機嫌が悪くなってなだめて・・・結局書けなくて・・・と、

あえて環境を整備して、「よしやるぞ」ってやると延々に書く時間が取れなかったのですが、

スマホならいつでも使える。

スマホひとつで、子どもが遊んでいるのを横目で見ながらでも、通勤時間でも、歩いてるときでも(危ないけど)、歯磨きしながらでも(歯磨き粉飛ぶかもだけど)、お風呂上り後にパックしながらでも、とにかくいつでも書けばいい。

この発見は、私の中での書くことのハードルを、いっきに下げてくれました。

これなら私にもできそう、ということで、単純な私は早速スマホのメモアプリを起動!

この文も、スマホで書いてみています。

(なお本の中で、「右利きなので、電車などの移動中も片手で書けるように、メモ帳やブログのアプリはスマホのホーム画面の右端に並べています(P76)」と書いていたので、

私も素直に、メモ帳アプリをスマホの右の、一番使いやすいところに移動させました)

(メモ帳アプリは、とりあえず以前使ってたKeepメモに。おすすめのメモアプリあったらぜひ教えてください…!)

この本で紹介されているエピソードの中で、こんなのが。

ゆぴさんは、「ゆぴの10分日記」という500~800字程度の記事(note)を毎日更新されていたそうですが、これは、退社後、最寄り駅から自宅までの10分間の帰り道が「暇だなあ」と思って始めたそうです。

このnote毎日更新について、

「毎日更新していてエラいね!」とまわりからは言われていたのですが、本人としては、「だって10分間歩いているあいだ、やることないし……」くらいの熱量でした。

「書く習慣」(P89)

もちろん大変な時もあったでしょうが、

こんな風に、「毎日必ず訪れる暇な時間があるから、書いた」くらい、自然な習慣として、私も書き続けられるようになったら。こんな素敵なことはないです。

いかに「本音を晒せるか」。(P216)

この本の中のたとえ話でおもしろかったのが、以下の話。

例えば”長年付き合っていた彼氏に振られてしまったときの思い”を文章にするとして、

「いろいろあったけど、あなたのおかげでわたしは成長できたよ。ありがとう」

なんて、思ってもないことを書いてしまいやしませんか。

(中略)

……でも、正直に言っちゃっていいんじゃないでしょうか。

このクソ野郎が!!!!

って(笑)

「4年も付き合っていたのに女子高生にホイホイ釣られてわたしを手放すなんて、マジ見る目ないわ!一生呪う!!」

くらい書いてしまった方が、読んでいる人の心にも「それはないわ~」と共感の嵐が巻き起こるでしょう。

「書く習慣」(P217-219)

これ、ほんとそのとおりだなと。

「呪う!!」のインパクトがやばすぎるし、気持ちがダイレクトに伝わってきて、

いい女風にまとめるより

「呪う!!」のほうがよっぽどいいなと思いました。(私は今のところ誰も呪う予定はないですが!)

取り繕って、きれいでいい子の真面目ちゃんじゃなくても、

思ったことを思ったように書いてみようと思った瞬間でした。

感想

この本は「中学生にも分かるように」書いてらっしゃるというその通り、

とても読みやすく、さらっと読める本でありながら、

書けない私に寄り添って、耳元で甘い言葉をささやいて、背中をどんどん押して

「あれ?また書いてみようかな」という気持ちにさせてくれました。

(そして今、私もこの文を書いてみています)

また、この本の巻末では、

1か月チャレンジとして、「そこそこ面白い文章が書けそうな30個のテーマ」も提供してくれています。

例えば、1つめは「今抱いている目標や夢」。

他にも、誰かになにか言ってみたくなるような、なにか書いてみたくなるような質問ばかりで、

もし、このレビューを読んでくださっているあなたが、書けなくなってしまった人だったとしたら、

きっとまた何かを書きたくなること請け合いです。

ということで、

昨日の自分のために、明日の自分のために

またちょっと書いてみようかなと思います。

(と言って三日坊主だったら笑ってください)

以上、 「書く習慣」 いしかわゆき の感想でした。

おわりっ!

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