こんにちは、らすくです。
2021年に注文住宅を建てる!!
この目標で、現在注文住宅の建築を進めています。
注文住宅 地域密着の工務店に発注を依頼
構造:木造2階建ての一戸建て
2階リビング・2LDK・駐車場有
敷地面積:87㎡
延べ床面積:81㎡
場所:関西・住宅地
経緯:旦那さんの両親が生まれ故郷に引っ越し、リタイア生活を送ることに。空いた旦那さんの両親の古い家の土地で、新たに注文住宅を建てることになりました
すでにご存じの方も多いかと思いますが、
令和3年(2021年)の、住宅取得を応援するための国からの支援策として、
家を取得した人を対象に、以下の4つの支援制度があります。
画像引用:https://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/house/jutakukentiku_house_fr4_000079.html
- 住宅ローン減税の控除期間 10年間→13年間に
- すまい給付金 最大50万円
- 贈与税非課税枠 最大1,500万円
- グリーン住宅ポイント制度 新築最大40万円相当
金額的に大きな支援になるため、忘れずに国の制度を活用しておきたいところですが、
国の制度ってHPが見にくくて、要点がわかにくい・・・・
ということで、国へ申請すればもらえるお金、「すまい給付金」と「グリーン住宅ポイント制度」のうち、
「すまい給付金」について、こちらの記事でざっくり簡単に紹介しました。
今日はその続編。
国へ申請すればもらえるお金のうち、
「グリーン住宅ポイント制度」について、
ポイントをざっくり簡単にまとめました。
手っ取り早く「グリーン住宅ポイント制度」のポイントをまとめた一覧表だけがみたい場合は、本記事の「まとめ」へどうぞ!
なお、こちらの内容は、国土交通省の以下HPの、2021年3月31日時点の内容に基づいて、作成しました。
国土交通省HP「グリーン住宅ポイント」→こちら
詳細については、国土交通省のHPをご確認ください。
また、国の支援策は、年によって変わることがありますので、必ず住宅を取得される年の最新の情報をご確認ください。
- 令和3年(2021年)に家を取得予定の方
- 令和3年(2021年)住宅取得者への、国からの支援策について知りたい方
- 「グリーン住宅ポイント制度」について、要点を簡単に知りたい方
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「グリーン住宅ポイント制度」って、簡単に言うとこんな制度
ポイント1:グリーン住宅ポイント制度とは?
新型コロナウイルス感染症の影響により落ち込んだ経済の回復を図るため、
一定の性能を有する住宅を取得する者等に対して、
「新たな日常」及び「防災」に対応した追加工事や様々な商品と交換できるポイントを発行する制度
簡単に言うと、
一定の性能を有する住宅を対象に、
指定された「商品」または「工事」に交換することができる「ポイント」を、発行してもらえる制度です。
ポイント2:対象期間は?
この制度の支援対象となる家の契約期間は、以下のとおり。
以下の期間に「契約締結」されていること。
2020年12月15日~2021年10月31日
※「契約締結」は、最初の契約(原契約)を締結した日となります。
契約を変更しても、最初の契約日が支援期間に入っているかどうかで決まるので、要注意です。
ポイント3:発行されたポイントの使用方法
ポイントの使用方法は、以下の2つの方法があります。
- ポイントを商品に交換する
- ポイントを追加工事に利用する
ポイント発行申請の期限は、
遅くとも、2021年10月31日まで です。
ポイント発行申請の〆切は、国の予算の執行状況に応じて変わる可能性があるとのことですので、最新情報を確認してください。
①ポイントを商品に交換する
交換できる商品として、以下のテーマの商品が登録されますので、その中から自分の好きな商品を選んで、交換できます。
- 「新たな日常」に資する商品
- 省エネ・環境配慮に優れた商品
- 防災関連商品
- 健康関連商品
- 家事負担軽減に資する商品
- 子育て関連商品
- 地域振興に資する商品
住宅設備に関する物だけでなく、いろいろなものが交換可能な商品として登録されていました。
家具家電だけでなく、お米や松坂牛やタラバガニまでありました。
私がいいな!と思ったのはこちら
- パソコン(MacBook、iPad、Lenovo)
- カリモクのテーブル・ソファ
- BALMUDAのトースター
- 象印やBALMUDAの炊飯器
- ルンバやブラーバ、ANKERのEufyなどのロボット掃除機
普段お店で買う値段よりけっこう割高になっている商品もあるので、価格を見比べて決めたほうが良さそうです。
交換できる具体的な商品の一覧は、以下HPに公表されています。
★2021年3月29日に公表されました★
国土交通省HP「グリーン住宅ポイント」交換できる商品→こちら
交換できる対象製品のカテゴリーとして、
2021年3月31日時点で、以下が登録されていました。
- 家電(PC、掃除家電、キッチン家電など)
- インテリア(家具、寝具、カーテンなど)
- 雑貨・日用品(洗剤、タオル、シャワーヘッドなど)
- 地場産品(木のおもちゃ、漆器、ガラス製品など)
- 食料品・飲料(肉、魚介、米、水、酒など)
- スポーツ・健康増進(自転車、ゴルフ、キャンプなど)
- 福祉・介護用品(車いす、介護用ベッドなど)
- 防災・避難用品(防災バッグ、非常食など)
- ベビー・キッズ用品(ベビーカー、チャイルドシート、離乳食など)
②一定の要件に適合する追加工事との交換に利用する(追加工事交換)
以下の追加工事の代金に、ポイントを充当することができます。
▶「新たな日常」に資する追加工事
- ワークスペース設置工事
- 音環境向上工事
- 空気環境向上工事
- 菌・ウイルス拡散防止工事
- 家事負担軽減に資する工事
▶防災に資する追加工事
屋内ワークスペースの設置、宅配ボックスの設置、防音設備の設置、太陽光発電の設置など、様々な工事が対象となっています。
「グリーン住宅ポイント」HPに示されている、追加工事の場合の手順の例と、流れがこちら。
画像引用:https://greenpt.mlit.go.jp/additional-construction/
追加工事の場合の流れ:
- 本体工事や住宅購入の契約(家の建築・購入、リフォーム工事の契約をします。)
- 追加工事の契約(①の事業者と、追加工事の契約をします。)
- 追加工事を含めた工事の完了(①・②の工事を完了します。)
- ポイント発行申請+追加工事交換申請(申請者の代理申請者として、事業者がポイント発行を申請します。)
工事の場合は、家を購入する人ではなく、
工事を行う事業者(工務店やハウスメーカー等)が代理申請をして、申請することになります。
ポイントを追加工事に充てる場合は、工務店やハウスメーカーとよく確認・相談ください。
なお追加工事の対象となる工事は、以下HPに公表されています。
国土交通省HP「グリーン住宅ポイント」対象となる追加工事→こちら
ポイント4:対象は、どんな家?
この制度は、以下の4つの申請区分に分かれおり、
それぞれ申請要件や、もらえるポイントが異なります。
- 新築住宅の建築・購入
- 既存住宅の購入
- リフォーム工事
- 賃貸住宅の建築
本記事では、以下の2つについて、簡単に紹介します。
- 新築住宅の建築・購入
- 既存住宅の購入
③リフォーム工事、④賃貸住宅の建築については、
「グリーン住宅ポイント」HP をご確認ください。
ちなみに、③と④を簡単に言うと・・・
③リフォーム工事:リフォーム工事を実施する住宅が対象となり、リフォーム工事の内容に応じてポイントが発行されます。
④賃貸住宅の建築:新たに賃貸用の共同住宅等を建築する者が対象となり、総戸数に応じてポイントが発行されます。
①新築住宅の建築・購入の場合
要件は?
前提条件として、対象者は以下のとおりです。
自ら居住するために新たに住宅を建築・購入する者
そのうえで、以下のⅠまたはⅡのいずれかの省エネ性能等を有する新築住宅であることが、要件となります。
Ⅰ高い省エネ性能等を有する住宅(以下のいずれか)
- 認定長期優良住宅
- 認定低炭素建築物
- 性能向上計画認定住宅
- ZEH
Ⅱ一定の省エネ性能を有する住宅
- 日本住宅性能表示基準で定める断熱等性能等級4かつ一次エネルギー消費量等級4以上の住宅
新築とは、契約時に建築から1年以内、第三者が未入居の住宅です。
申請には、省エネ性能等の基準を満たすことの証明を、登録住宅性能評価機関等の第三者機関から受ける必要があります。(証明書が必要)
もらえるポイントは?
新築住宅の建築・購入の場合の、もらえるポイントは以下のとおり。
(1ポイント=1円)
基本ポイント | +加算ポイント | |
---|---|---|
Ⅰ高い省エネ性能 | 40万ポイント | 60万ポイント |
Ⅱ一定の省エネ性能 | 30万ポイント | 30万ポイント |
②既存住宅の購入の場合
要件は?
続いて、既存住宅の購入。
こちらも、前提条件として、対象者は以下のとおりとなります。
自ら居住するために住宅を購入する者
そのうえで、対象となる住宅は以下のとおりです。
以下の①~③を満たす住宅であること
- 不動産登記事項証明書において、「新築」と記載された日付が、2019年(令和元年)12月14日以前であること。
- 既存住宅購入の、売買契約額が100万円(税込)以上であること。
- 以下の①~④のいずれかに該当する住宅であること
- ①空き家バンク登録住宅
- ②東京圏の対象地域からの移住のための住宅(既存住宅)
- ③災害リスクが高い区域からの移住のための住宅(既存住宅)
- ④住宅の除却に伴い購入する住宅
もらえるポイントは?
既存住宅の購入の場合の、もらえるポイントは以下のとおり。
(1ポイント=1円)
住宅の除却を 伴わない場合 | ④住宅の除却を 伴う場合 | |
---|---|---|
次の①~③のいずれかに該当 ①空き家バンク ②東京圏からの移住 ③災害リスク区域からの移住 | 30万ポイント | 45万ポイント |
①~③に該当しない | ー | 15万ポイント |
ポイント5:申請方法は?
ポイント発行の申請方法には、以下の2種類があります。
- 完了後申請(住宅の引渡し・入居後に申請)
- 完了前申請(契約後、引渡し・入居前に申請)
家が完成してからポイント発行を申請するのが「①完了後申請」、
家ができる前に先に申請するのが「②完了前申請」です。
「②完了前申請」の場合は、家の引渡し後に、別途「完了報告」の提出が必要です。(「①完了後申請」の場合は不要)
完了前申請・完了後申請が可能かどうかは、申請区分によって異なっており、以下の表の通りになっています。
画像引用:https://greenpt.mlit.go.jp/about/
新築の場合だと、
①完了後申請・②完了前申請
どちらでも大丈夫です!
申請方法を簡単にまとめると、以下のとおり。
▶申請者
商品交換→住宅の購入者
追加工事→工事の事業者が代理申請
▶ポイント発行申請:
【完了後申請の場合】
2021年5月6日(予定)~遅くとも2021年10月31日※まで
【完了前請の場合】
2021年3月29日~遅くとも2021年10月31日※まで
※ポイント発行申請〆切は、予算の執行状況に応じて変わる可能性あり
▶申請の種類:「完了後申請」・「完了前申請」
▶申請方法:「ポイント発行申請書類」等、必要書類を提出
▶提出先:窓口または郵送またはオンライン(準備中)
申請書類は、国土交通省「グリーン住宅ポイント」の以下HPからダウンロードできます。
ポイント6:注意点は?(よくあるご質問より)
最後に、国土交通省「グリーン住宅ポイント」HPの「よくあるご質問」にあった、
気を付けたほうがいいなと思ったQ&Aを、抜粋します。
制度全般について
Q:原契約が2020年12月14日以前です。変更契約の締結日が2020年12月15日以降である場合、対象になりますか
→対象外です。
工事請負契約日や不動産売買契約日は、変更契約の時期によらず、原契約の締結日が2020年12月15日以降である場合のみ対象になります。
Q:完了前ポイント発行申請を行い、ポイントを商品に交換した後、要件を満たさない事が判明した場合、どうなりますか
→工事後、要件を満たさない場合、完了報告の提出ができません。
完了報告が提出されない場合、既に発行されたポイントは無効になります。申請者は交換済みのポイントについて返金しなければいけません。(1ポイント=1円換算)
なお、上記は申請書の同意事項に記載しており、申請時に同意した上で申請書類を提出していただきます。
新築住宅の建築・購入
Q:他の補助金等と併用は可能ですか
→住宅の取得や、住宅の本体工事の全部又は一部を対象とする国の他の補助制度との併用はできません。
代表的な補助制度との併用の取扱については次の通りです。
【併用可】
・起業支援金・移住支援金
・すまい給付金
・住まいの復興給付金
・外構部の木質化対策支援事業
・住宅ローン減税等の税制優遇
・被災者生活再建支援制度
・解体工事への補助
【併用不可】
・地域型住宅グリーン化事業
・ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス支援事業
・ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス(ZEH)化による住宅における
低炭素化促進事業
・市街地再開発事業への補助
・サステナブル建築物等先導事業
Q:注文住宅の工事施工者に指定はありますか
→特に指定はありません。
ただし、建設業許可の必要な工事については建設業許可業者が行う必要があります。
商品の交換
Q:発行されたポイントが、商品の必要ポイント数に足りない場合、現金等を追加することはできますか
→保有するポイントが、交換に必要なポイント数に不足する場合、交換できません。
ただし、取付工事が必要な商品など、付帯費用について現金で負担する必要がある商品も含まれますので、商品内容をよくご確認ください。
Q:一度の交換申込みで、すべてのポイントを利用する必要がありますか
→利用可能ポイント数の範囲内であれば、申込みは複数回行うことが可能です。郵送で商品交換の申込みを行った場合、交換後改めてポイント通知を発行します。
なお、交換期限は、2022年1月15日です。期限を過ぎるとポイントは失効します。
追加工事交換
Q:複数の事業者と、複数の契約を締結してポイント発行対象となるリフォームや、新築住宅の建築を行った場合、追加工事交換を利用できますか
→ポイント発行対象となる複数の契約について、それぞれの契約ごとにポイント発行申請を行う場合、追加工事交換を利用できますが、まとめて一つのポイント発行申請を行う場合、追加工事交換は利用できません。
まとめ
「グリーン住宅ポイント制度」のポイントを、簡単にまとめると、以下のとおりでした。
(2021年3月31日時点)
グリーン住宅ポイント制度 | |
---|---|
どんな制度? | ポイントを給付 |
給付金の目的 | 新型コロナウイルス感染症の影響により落ち込んだ経済の回復を図る |
ポイントの使い方 | ▶商品に交換 ▶追加工事に利用 |
対象住宅(期間) | 2020年12月15日~2021年10月31日に契約締結 |
申請区分 | ①新築住宅の建築・購入 ②既存住宅の購入 ③リフォーム工事 ④賃貸住宅の建築 |
もらえるポイント数 | 申請区分①~④の条件による ①新築住宅 ▶高省エネ:40万P ▶一定の省エネ:30万P (+要件を満たせば加算Pあり) ②既存住宅 15万/30万/最大45万P ※③リフォーム工事・④賃貸住宅の建築は記載省略 |
対象住宅 | ①新築住宅 Ⅰ高省エネ性能 または Ⅱ一定の省エネ性能 ②既存住宅の購入の場合 ▶2019年(令和元年)12月14日以前に「新築」と記載 ▶売買契約額が100万円以上 ▶以下いずれかに該当 ・空き家バンク ・東京圏からの移住 ・災害リスク区域からの移住 ・住宅の除却を伴う ※③リフォーム工事・④賃貸住宅の建築は記載省略 |
申請方法 | 完了後申請 または 完了前申請 |
誰が申請? | ▶商品交換→住宅の購入者 ▶追加工事→工事の事業者が代理申請 |
いつまでにポイント発行申請? | 遅くとも2021年10月31日※まで ※ポイント発行申請〆切は、予算の執行状況に応じて変わる可能性あり |
申請方法 | 「ポイント発行申請書類」等、必要書類を提出 |
提出先 | 窓口または郵送またはオンライン |
公式HP | 国土交通省「グリーン住宅ポイント」 https://greenpt.mlit.go.jp/ |
必要書類をたくさんそろえる必要があるので、余裕をもって申請しようと思います。
なお上述のとおり、ポイントと交換できる具体的な商品が、公表されましたので、商品交換予定の場合は、ご確認ください。
★2021年3月29日に公表されました★
国土交通省HP「グリーン住宅ポイント」交換できる商品→こちら
以上、お読みくださりありがとうございました。